アニメ「トムとジェリー」を知っていますか?
息子も私も好きで、よく見ています。でも最終回ってどうだったかな?
以前「トムとジェリー」の原画展に行ったことがきっかけで、職場で話題になりました。
同僚の一人が最終回はかわいそうで、「フランダースの犬」と同じくらい泣いたというのです。
私の記憶に最終回はなかったので、その場で「トムとジェリー 最終回」で検索。
すると同僚の言う、悲しい結末の最終回の動画やブログ記事が見つかりました。
しかし私にはそのストーリーに違和感があり、検索を続けスマホの画面をスクロールしていくと
最終回は「都市伝説」と言われて、実際には放映されていないのです!
「トムジェリ」はサザエさんやドラえもんのように最終回がありません!
わからないことは手軽にネットで検索できる時代ですが、その情報がウソか本当か確認することも大事です。
ネット検索して調べたのに間違った情報で恥をかいてしまったり、人にウソを伝えてしまったとならないようにするにはどうしたらいいのでしょう?

作られた「トムとジェリー」最終回の内容とは
ネット内で語られる最終回のストーリー
自分の死期を感じた猫のトムはネズミのジェリーの前から姿を消す。
ジェリーはトムが姿を消したことに気づき、事情を察する(トムは死んでしまった)。
しばらくして新しい猫が現れる。トムより小さく動きものろいので、ジェリーはトムにしたように
からかってやろうと罠を仕掛ける。
ところが小さくてのろまな猫は罠にかからずジェリーを襲い、ジェリーは致命傷を負う。
その時にジェリーは「トムはのろまな猫ではなく、やられたふりをして遊んでくれていた」ことに気づく。遊び相手になってくれたトムを思い出しながらジェリーもあの世へ旅立つ。
「○○で検索」の危険

今回「トムとジェリー」の最終回と検索すると、動画やブログがたくさん出てきました。
でもそれは誰かが作ったもので、「トムとジェリー」はワーナーブラザーズが製作していて、最終回はありません。
しかし同僚は子どもから見せられ最終回の話を信じたのです。
信頼関係のある人から得た情報は信じてしまいがち
しかし「トムとジェリー 最終回」と検索し、下の方を見ると「最終回はデマ」とか「本当の事とは?」というタイトルが現れます。
検索した結果の上にある情報は間違った情報でした。
情報を判断する力を養うには

検索して上にある情報が間違っているかもしれない
上位表示された情報が正しいとは限らないと、頭に入れておきましょう。
発信者を確認する

誰がその情報を公開しているのか、わかりますか?
情報サイトのURL(https://○○で始まる)を見ると公的な機関や企業であるか、個人のサイトなのか
わかりやすいです。
ワーナーブラザーズ「トムとジェリー」の公式チャンネル
動画の下、左側にワーナーブラザーズのマークがあります。ここを確認しましょう。
1つの情報を信用しない

検索した時に複数の情報に目を通してみましょう
今回も動画を見て、一緒に見た人も信じてしまいました。でもその下に続く記事のタイトルをみると、
動画がウソであることを伝えるブログがあります。いくつかの情報を確認することも必要です。
自分の勘も働かせよう
検索結果に「本当?」と疑問を感じたら、その勘を大切に面倒がらずに調べましょう。
信頼する人からの情報であっても間違っていることもあるし、それを信じている人を助けることになります。
最終回の動画を見てトムとジェリーのアニメをよく見ていた私は、ストーリーに違和感を感じました。
違和感を感じたら、検索ワードを変えてみる。サイトのURLを確認すると違う答えが出てくることがあります。
トムとジェリーの最終回にみるネット検索についてのまとめ

「トムとジェリー」の最終回はウソの話だった。という結果に同僚はショックを受けていました。
現代は、大人も子どもスマホで簡単に検索できる時代です。それ自体は悪くないのですが、今回のようなこともあります。
思春期の子は親との関係が希薄になり、会話も減り親の言うことより友人やネットで得た第三者の情報を受け入れがち。これは少々危険です。
得た情報をどう判断するか、それが本当のことなのか判断力も必要です。
書かれていることや言われたことをそのまま受け入れてしまうと、チェーンメールや様々な詐欺の被害にあうかもしれません。大事な人との信頼を失うこともあります。
情報化社会だからこそ情報に振り回されないように、大人も子どもも気をつけましょう。
コメント
普通に考えたらあのノリのアニメ作ってる会社がそんなノリの最終回作るわけないって分かると思うけどね
どう考えてもよくあるドラえもんの最終回、トトロの真実などファンが作風ガン無視して考えたネタでしょ
コメント、ありがとうございます。
落着いて考えると、「ほんとかな?」と思いますよね。
私たちの勝手な思い込みで、上位に掲載された内容が正しいと判断する人が多いのでしょう。
情報過多の時代、様々な情報に振り回されないよう、取捨選択が必要になってきていますね。