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世界的に評価されている和食のいいところは
旬の素材を使うところにあると思います
技術の進歩で、季節に関係なく
一年中同じものが食べられるのは
とてもすごいことです
本来なら夏にできるトマトも
スーパーで年中手に入るので
一年中お弁当箱のすき間に
プチトマトを入れることができて
便利ですよね
それでも野菜や魚には旬があり
その時期にしか食べられない
その時期に、おいしくなる
食材があります
そういう旬の食材を
家族で食べて
子に旬を教えて
季節を感じ
自然を大切にする気持ちも育てたいと思っています
旬を知るには
私がうまれた昭和の頃は
近所に原っぱや空き地があり
春には、ふきのとう、つくしやのびるといった
野草が芽を出してきて
友達と摘み取り
家に持ち帰って食べた記憶があります
ほろ苦い味は子どもにとって
おいしいとは言えませんでしたが
春の野草の苦みを知りました
春の一瞬だけ、
自分で摘み取って食べる野草には
「旬」という言葉を知らなくても
その特別な感じが記憶に残っていて
今の旬を大事する気持ちにつながっていると思います
自然豊かな地域に住む人にとっては
今でも当たり前のことかもしれませんが
原っぱのない所に住む息子には
野草を摘んで食べる経験はありません
そのためうちでは
プランター栽培で野菜の旬を
伝えています
学校でもプチトマトの栽培キットを使って
夏休みに育てていました
本来の植物の成長を知ることで
日本の季節や自然環境を考えるきっかけになればと思っています
また旬の野菜は
栄養価も高く
育てやすいためか農薬の使用も少ないと聞いています
(日本の農薬使用量は世界の国々と比べても多いと言われています)
旬の食材で家族がつながる
旬の食材を使った料理を出すときは
「今日のこれは、初物よ」とか
「今年これを食べるのは、最後かもね」
と、一言付け加えます
何も言わないと気づかないので
この一言が大事です
これを毎年続けることで、
旬を伝えることができます
春から夏にかけては
うちのお気に入りが次々と旬を迎えます
たけのこ、らっきょう、梅など
タイミングを逃さないよう気をつけます
年中見かける玉ねぎや人参、キャベツも
春には柔らかく、おいしくなります
「新キャベツだから、柔らかいよ」など
一言添えてあげると
子どもはきちんと聞いています
四季があるから、旬があり
私たちを楽しませてくれます
その自然環境が今破壊されています
異常気象で作物や海産物の被害が起きています
そういう事も含めて
息子に伝えることが
これからの食育に必要だと思います
これからも旬の食材を美味しくいただけるように
自然環境にも関心を持ってほしいのです
旬の食材で作るわが家の定番
新玉ねぎ
息子は新玉ねぎが大好きで
薄くスライスした新玉ねぎを
毎日のように食べます
そんな息子の為に毎年
新玉ねぎでオニオンドレッシングを作っています
スライスした玉ねぎを瓶に入れ
そこに合わせ調味料を注ぎます
調味料は、塩、しょうゆ、みりん、酢です
うちでは砂糖を使いません
みりんを煮切ると甘くなります
これを肉や野菜にかけて食べます
野菜にかける時は、ゴマ油もかけます
漬け込んだ玉ねぎが美味しいし
1週間くらい日持ちするので
新玉ねぎが出ている間は作り続けます
そして新玉ねぎが姿を消すと
うちのオニオンドレッシングも終わります
息子は残念がっていますが
来年また新玉ねぎがでるのを待っています
梅ジュースも定番
青梅が出まわると
梅ジュースを作ります
梅を洗ってからエキスがよく出るように
竹串でさして瓶に入れます
蜂蜜か黒砂糖を入れて漬け込みます
これを夏の暑い時に
炭酸水で割って飲むのがお気に入り
夏バテ防止にもなる
梅ジュースができます
うちは市販のジュースは買わないので
梅ジュースは貴重です
小学生位から
竹串で刺す作業を息子も手伝うようになりました
作るところから参加してもらいます
梅シロップは買ってしまえば簡単ですが
初春に梅の花が咲き
初夏に梅の実がなり
盛夏に味わう
日本の四季に沿って
旬があり、
その味を楽しむとともに
身体にもいい効果がある
これが和食のすごいところだと思っていますし
子どもにも知ってほしいと思います
そして、次の世代にもつなげてほしいです
その為に息子と
一緒に作って、食べながら、食育をしています
まとめ
季節ごとにある旬の食材のおかげで
わが家の献立はマンネリ化を防げます
また旬の食材をいただくことで
自然の恵みに感謝して
自然を大切にする気持ちを育ててきたつもりです