小麦の除草剤(グリホサート)が検出されたという記事を読んで、食の安全を考える

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小麦の除草剤(グリホサート)が検出されたという記事を読んで、食の安全を考える

ある女性週刊誌の見出しをみて、買いました
それは日本で売っている小麦粉から
除草剤の成分(グリホサート)が検出されたという記事があったからです

読んでみると国(厚労省)、製粉会社、今回除草剤の成分を調査した団体、
それぞれの立場で言っていることが違っていました

小麦粉は多くの食品に使われています

「除草剤の成分が検出された小麦粉を食べても健康に被害はないの?」

「子どもが食べても平気なの?」と思う人は多いでしょう

知りたいのは「食べても大丈夫な小麦粉」なのかどうかです

除草剤の成分(グリホサート)が検出された小麦粉に対して国、企業は?

今回検出されたグリホサートは
WHO(世界保健機関)の組織が「発がん性」があると認めています

それに対して国と企業は

国(厚生労働省)
グリホサートが検出されたが、定められた基準値以下なので違法ではない

農薬について厚生労働省が検査、調査し農薬の残留基準を決めています
「市場に出回る食品については、すべてこの基準値以内なので安全である」
という認識です

製粉会社

小麦は海外から輸入したものを農水省が検査して、基準に達したものを各製粉会社が国から購入している
つまり国が許可しているから、安全である

 

国が大丈夫といってるから、大丈夫

しかし、その国の基準ですが
記事の中にはこんなことも書かれています

2017年12月に小麦粉の残留基準を厚生労働省が引き上げた

 

残留農薬の基準の設定に当たっては、物質ごとに、毎日一生涯にわたって摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される一日当たりの摂取量 (ADI:一日摂取許容量)を食品安全委員会が設定した上で、これを基に農薬等として使用される物質の推定される摂取量がこのADIを超えないよう、食品 ごとの基準を設定しています。
(厚生労働省 ホームページより抜粋)

 

この安全基準を引き上げたということは
今までは残留農薬の値が高いから許可されなかった小麦も、
基準値が上がったことで許可され、
輸入されていることになります

基準値はどのくらい上がったか

「食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について」

という通達によると
小麦のグリホサートに関する残留基準値
改正前は5.0ppmから
改正後は30ppm
となりました

玄米は改正前も改正後も変わらず
0.1ppmです

小麦の基準値が大きく変更されています
また玄米と比べるとその値の違いに驚きます

日本人の主食であるお米には厳しい値が設定されています

しかし現代では小麦の消費が増えています

特に10代から40代の人は、
米より小麦を多く消費していると統計からでています
日々の食事をパン、麺類などですませているからです

これはテレビでは放送されません
自分で厚労省のホームページを見ないとわかりません

基準値を上げたのはTPPに加盟するため、
貿易をしやすくするためと言われています

そして厚生労働省は相変わらず、
健康への悪影響のない値だと説明しています

 

自分の健康は自分で守る

「グリホサート」からは
「発がん性」だけではなく
精子数の減少や発達障害の一因の可能性がある
ともいわれています

小麦を毎日食べていませんか?

 

朝食のパンや麺類、お菓子、揚げ物や調味料、お酒など
多くの食品に使われています

わずかな量であっても、
食べ続けるとグリホサートは体内に入ります

日本の小麦消費量の85%は輸入小麦だそうです

グリホサートの摂取量を減らすには
小麦を食べる量を減らすしかありません
またはグリホサートの使われていない国産小麦を探すことです

「小麦 無農薬」で検索すると、
国内産の小麦を買えます
しかし国内産は価格が高いです

スーパーで売ってるパンは
ほとんどが輸入小麦です

毎日食べるパンを全て無農薬にすると、
経済的な負担が大きくなります

お休みの日に食べるパンだけ無農薬にする

またはパンをご飯に替えるなどして
小麦を食べる量を減らせば、農薬の量も減ります

また全粒粉
小麦の栄養を丸ごと取れるので栄養価が高いのですが
精製しないので農薬のついた表皮もたくさん含まれます

無農薬ではない小麦は、
全粒粉より精製したほうが安全
といえます

自分で輸入小麦の摂取量を減らすことで
グリホサートの摂取量も減ります

自分と家族の健康を守ることになります

まとめ

 

この記事は通勤電車のつり革広告を見て知りました

厚労省が基準値を変えたことに、不安を感じるので
発がん性が認められたグリホサートが少しでも入っている小麦は
小麦の食べる量を減らすことで、対応していきます

今回は小麦が話題になりましたが
これは小麦だけの問題ではないでしょう

自分で調べて、家族に美味しくて、安全な食事を出せるようにしたいと思います

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